トップ科学の疑問
松茸はどうして高いのか?
【管理人投稿】2002年3月2日
松茸と見せかけて椎茸。(~o~)
●みんなの回答予想
【アレキさん】
国内であまりできないから高い。
⇒するどいですね!確かに国内であまり生産できないのが一つの原因です。ではなぜ生産できないかを考えてみてください。マツタケとしいたけの違いはなんでしょうか?

【ミスター森永さん】
もともと栽培が難しいキノコなのでは?
いい点に気づきましたね。そうなんです。人工的に作り出せないほど難しいキノコなのです。人工栽培ができないとはどういうことなのでしょうか?詳しいことは下をご覧ください。
●みんなの回答予想
その答えは極めて簡単です。そう。生産量が少ないからなのです。生産量が少ない上に買い手が多ければ価格は上がる。という当然の結果なんです。

『生産量』が少ない理由としてはまず、『人工栽培』ができずに大量に作れないためです。一方、『椎茸』・『えのき茸』・『しめじ』等のキノコは『人工栽培』ができるので安値になるというわけです。

人工栽培ができないのは、『松茸』はほとんどの人が知っていると思いますが『赤松』の林に生えます。しかし、必ずしも『赤松』だけというのではなく、『黒松』や『ツガ(マツ科ツガ属の常緑高木。30b以上になる)』・『ハイ松(マツ科の匍匐【ほふく】性常緑低木。北海道・千島などに自生)』などにも生えます。しかし、それは松か松に近い木に限定されているのがネックなのです。

その理由は、『松茸』というキノコは、椎茸などとは違って松の生きた根を必要としています。つまり、松の生きた細い根に松茸の菌糸(菌類の体を構成する本体で、繊細な糸状の細胞または細胞列)がまつわりつき、あるいは一部が根の中に入り込み、菌の菌糸と松の根によってできる菌根という特別な根を作ることが必要だからです。これが、『松茸』の『人工栽培』を非常に難しいモノにしているというわけなのです。

あと一つあります。『松茸』の主な産地がわかるでしょうか?
その答えといえば『京都』・『広島』・『青森』・『福島』など全国に散らばっています。ところが、関東地方は、松が多いわりに『松茸』はあまり生えません。これは『土壌』に問題があるのです。

『松茸』が生えるもう一つの条件は、松の根が地表から10pぐらいのところに集まっていることです。それには、土地が浅いとかいう条件が必要なのに、火山灰がたくさん積もってできた関東地方の土地(関東ローム層)では、根が非常に深く入ってしまいます。一般に『松茸』が生える山は、やせた土の山であるので、松の方もあまり成長がよくないそうです。関東地方の土地は肥えすぎて、松の成長にはよいが、『松茸』はダメという訳なのです。

つまり、簡単に言うと『松』が生えてるからといって必ずしも『松茸』があるとは限らないということなのです。

どこまでも松茸が生えることを難しくしているのが高価の理由というわけなのです。
まとめると・・・。
・人工栽培ができない。
・末があっても必ずしも松茸ができるわけではない。



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