トップ科学の疑問
なぜ秋に木は紅葉するの?
【読者投稿】2003年3月25日
●みんなの回答予想
【白神さん】
紅葉は秋にして次は冬で枯れてしまうということは葉が枯れる準備のようなものをしているのだと思います。それで色が変わる?
⇒いい点に気づきました。しかし準備をしているわけではないのですね。実は秋になって少し寒くなったことであることができなくなってしまい色が付くというメカニズムなのです。では寒くなることでできなることとはなんなのでしょうか?

【バズーさん】
動物のオスがメスにアピールするために派手な行動をしたりするように紅葉も異性にアピールする行動の一つなのではないですか?
非常にすばらしい予想です!よくオスは自分が気にいったメスに好きになってもらえるようにアピールをします。例えばくじゃくはアピールのために美しい羽を見せます。それと同じように紅葉もアピールのためのものじゃないか?ということですね!実は葉には性がありません。そもそも植物はメスとオスという別々のものが存在するわけではなく、一つの花にオスとメスの機能を持っているものがほとんどです。(別々に機能している植物もあります)植物にはアピールというものは必要がないのです。
●回答と解説
秋を感じるもののひとつに紅葉があります。山の木が紅葉すれば山の姿は一段と美しくなります。しかしなぜ木の葉の色が秋に変化するのでしょうか?紅葉のメカニズムを説明したいと思います。

紅葉は秋にいきなり葉に変化がおとずれるわけではありません。紅葉の準備はすでに夏から始まっています。葉には『葉緑体』という組織があります。その葉緑体では空気中の二酸化炭素と水分と太陽の光から有機物である『デンプン』を作り出します。(この働きを光合成といいます)
そしてこのデンプンは夜間に糖分へと変化します。この糖は葉から枝、幹へと送られていきます。ところが秋になると夜間の気温が下がるために、昼間に作り出されたデンプンが枝や幹に送られなくなり葉に糖分がたまっていくのです。そのうえに葉と枝の間に『離層』と呼ばれる切れ目ができることによって、養分や水を運ぶことが困難になります。このようになってしまうと葉の色素である『葉緑素』が壊れて葉が持っている緑色が消えてしまうのです。緑色の色素が消えてしまうと、本来目立つことのない黄色い色素『カロチノイド』が浮き出てきます。これが黄色に紅葉するメカニズムです。

赤色に紅葉するメカニズムは黄色とは別で、もともと赤い色素が存在していたわけではなくて必要以上にたまった糖分が『アントシアン』という赤い色素に変化するためです。

一つの葉にいくつかの色が出ているのは、部分部分による日のあたり具合が違ったりするために異なる場合があるためです。
まとめると・・・。
・糖が葉にたまって緑の色素が破壊されて黄色の色素が目立つようになるため。
・必要以上にたまった糖分が赤い色素に変化するため。


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