トップ科学の疑問
鳥肌はなぜ立つのか?
【管理人投稿】2002年6月16日
●みんなの回答予想
【彩華さん】
寒いので体が収縮して毛穴の部分だけが浮き出て見える。
⇒寒い→体が収縮するという過程を得た考え方で素晴らしいと思います。実は寒いときに収縮するのは体というよりは血管なんですね。血管は寒いときに収縮します。このときに血液がドロドロの状態だと血管がつまりやすくなって心筋梗塞など様々な病気を併発することがあります。

【ヒラケンさん】
盛り上がれば表面積が増えますよね?それがなんか関係があるのかなと思いました。
盛り上がると表面積が増えるというのは中学では人間の消化器官である小腸の部分で学びますね。小腸では柔毛(じゅうもう)という出っ張りがたくさんあり表面積を増やすことで消化をより早く効率的に行えるようにしています。その考えを応用したのですね。もし表面積を増やそうと鳥肌を立てているとします。しかし結果は表面積が増えることで肌と空気の接触面積が増えることで体温はますます奪われてしまいますね。この矛盾は何なのでしょうか?表面積を増やそうと鳥肌を立てているわけではなさそうですね。
●回答と解説
では、まずみなさん。人の髪の毛を引っ張って見て下さい。すると地肌はどうなっているでしょうか?そう鳥肌のように毛穴の部分が盛り上がっているのがわかるでしょう。
そうなんです。鳥肌というのはまさにコレなんです!毛が引っぱられているのと同じ事が皮膚下で起こっているのです。
皮膚には毛を立てたり寝かせたりさせる筋肉が着いています。その筋肉は『立毛筋』といい他の筋肉と同様に寒いときには縮み、暑いときは緩みます。

平常時
平常時の皮膚下の様子

寒いとき
寒いときの皮膚下の様子


図を見るとよくわかると思います。『寒いときの皮膚下の様子』では立毛筋が縮んでいるので★の部分が引っ張られた為に盛り上がっています。これが鳥肌なのです。

鳥肌の原因は解ったと思いますが鳥肌が立つ役目についても説明しておきましょう。
役目とは皮膚を盛り上げることで皮膚の厚みが増え、汗の出る穴がふさがって熱が逃げにくくしているのです。毛穴から出る熱まで体は保とうとしているのです。

まあ、人間はあまり毛が多くないので、あまり役には立たないのですが毛の多い鳥たちや他の動物には大いに役に立っているのです。毛や羽を立てて、体温が逃げるのを防いでいるわけです。しかし、例外なのは猫等が毛を立てるのは威嚇(いかく)の為で体温を保とうとしているわけではないので、お間違えのないように。
まとめると・・・。
・毛を立毛筋が引っ張って熱を逃がさないようにしている。
・人間にはあまり役に立たないが他の毛の多い動物には大いに役立っている。



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