| なぜ胎児はお母さんのおなかの中で息をしなくても大丈夫なの? |
| 【読者投稿】2008年2月22日 |
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| ●みんなの回答予想 |
大変多くの回答予想をありがとうございました。今回のテーマに関しては大きく2つの予想に分かれました。しかし、どちらの予想にも共通するキーワードがありました。それが『へその緒』です。
今回は2つの予想と数名の方の予想を掲載させていただきます。
【予想1】
へその緒を使って呼吸を行っている。
【予想2】
へその緒で胎児に運ばれる栄養が呼吸の代役を務めている。従って呼吸自体はしていない。
【予想1の方の投稿内容(一部)】
【ヒロさん】
呼吸は酸素を体内に入れるためのもので、赤ちゃんはお母さんが呼吸しへその緒から酸素をもらえるから大丈夫。
【もーもさん】
“へその緒”でお母さんとつながっているから。
【ポコさん】
へその緒で呼吸をしているから平気だと思います。
【雷さん】
息をしないかわりに、へそのおを使って、栄養と一緒に酸素をおっくている。
⇒人間が生きていくために必要な酸素と栄養が全てへその緒から伝わってきているという予想でした。実は正解なのですが、出産前に胎児を専用のスコープで観察してみると胸の辺りが動いています。これは私たちが呼吸をするときに胸が動くのと全く同じ動きなのです。へその緒から酸素をもらえているのになぜ、胸の辺りが動くのでしょうか?
【予想2の方の投稿内容(一部)】
【ハアちゃん♪さん】
周りは羊水で満たされているし、養分をもらってるし、心臓は動いているから別にいきはしなくても大丈夫だと思う。
【かずぼっくりさん】
お母さんの体の中で、栄養に変換して胎児に送っているから。
【sakuraさん】
息をする機能をまだもっていないから。
⇒予想2の方も完全に酸素を不要としているという予想ではなく、呼吸を別の形で成し遂げているというニュアンスの予想を送っていただきました。人間が生きていくためには食事による養分の摂取と呼吸による酸素の確保が絶対に必要となってきます。なぜならば養分からエネルギーを得るためには体内で酸素を使って養分の燃焼を起こす必要があるためです。では、この酸素は違う形に変換して送ることが可能なのかという点がポイントになりそうですね!
【他21名の方から投稿がありました。ありがとうございます。】
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| ●回答と解説 |
みなさんが送ってくれたように今回のキーワードは『へその緒』です。このへその緒の中には何があるのかと言いますと、実は動脈と静脈の2本の血管なのです。従って、お母さんの体内で消化された栄養と肺によって得られた酸素は、このへその緒を通る血管の血液にのって流れているのです。これで胎児は生きていくための栄養と酸素を得ることが可能なのです。
呼吸の定義は「酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する」ですので、結論としては呼吸をしているということになります。
しかし、先程も言いました通り、胎児は子宮の羊水にいる間から肺を動かしています。もちろん魚類や両生類のように「えら呼吸」をしているわけではありません。肺に取り入れているのは空気ではなく、羊水(液体)なのです。胎児は出産後に肺呼吸を開始する練習を、羊水を飲み込んで吐き出すことですでに始めているのです。
出産後に初めて上げる産声は初めての肺呼吸でもあるのです。 |
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| まとめると・・・。 |
・酸素はへその緒で運ばれてくる。呼吸はしている。
・胎児は羊水を肺に取り入れ、吐き出すことで肺呼吸の練習をする。 |