トップ科学の疑問
なぜ胃液で胃や腸は溶けない?
【管理人投稿】2002年8月25日
●みんなの回答予想
【コズッチさん】
胃や腸は食べ物と違う成分でできているので胃液で溶けない。
⇒そう思うのが普通です。実は胃や腸も食べ物と同じで胃液で溶ける成分です。ということは単純に考えると胃や腸は胃液に接していないという考えになりませんか?

【インディアさん】
溶けているけど食べ物ほど溶けないので問題ない。
ユニークな考えです!ということは胃や腸は分厚いということになりますね。実際はそこまで分厚くありません。実際にこの予想が事実だとすると長生きした人ほど胃が薄くなっているはずですね。そんなことも実際はありません。ということは溶けていないのですね!
●回答と解説
まずは胃液の働きから説明しましょう!胃液には粘液・胃酸・タンパク質の分解を行なう消化酵素(ペプシンなど)が含まれています。胃酸は細菌など微生物の増殖を防止したり、食物を溶かして消化酵素の働きを促す役割などがあり、酸性が強く、茶褐色の十円玉は10分もするとピカピカになってしまいます。

では、こんな性質をもっているのにも関わらず、胃や腸が溶けてしまわないのはなぜでしょう?

強い酸で胃や腸が傷つけられないのは、胃壁を覆う胃粘膜の表面から出る粘液によって胃が溶けないよう守られているからなのです。また、粘液の中には胃酸を中和する物質などがあり、それらによって酸が中和されているのです。このように胃は胃酸やペプシンなど胃粘膜を傷つける攻撃と、それらの攻撃から胃粘膜を守る防御とのバランスを保つことによってコントロールされているのです。

そして、何らかの刺激によってこのバランスが崩れると、胃粘膜が傷ついてあの有名な胃潰瘍などになりやすくなるのです。
まとめると・・・。
・胃の粘膜によって保護されている。


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