| ●回答と解説 |
まずは胃液の働きから説明しましょう!胃液には粘液・胃酸・タンパク質の分解を行なう消化酵素(ペプシンなど)が含まれています。胃酸は細菌など微生物の増殖を防止したり、食物を溶かして消化酵素の働きを促す役割などがあり、酸性が強く、茶褐色の十円玉は10分もするとピカピカになってしまいます。
では、こんな性質をもっているのにも関わらず、胃や腸が溶けてしまわないのはなぜでしょう?
強い酸で胃や腸が傷つけられないのは、胃壁を覆う胃粘膜の表面から出る粘液によって胃が溶けないよう守られているからなのです。また、粘液の中には胃酸を中和する物質などがあり、それらによって酸が中和されているのです。このように胃は胃酸やペプシンなど胃粘膜を傷つける攻撃と、それらの攻撃から胃粘膜を守る防御とのバランスを保つことによってコントロールされているのです。
そして、何らかの刺激によってこのバランスが崩れると、胃粘膜が傷ついてあの有名な胃潰瘍などになりやすくなるのです。 |
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